えて助。です。
内部告発により、ゴーン社長の逮捕で、世間(&世界)を騒がせた日産自動車が
7月中旬に2019年4~6月期(第1四半期)の決算発表を行いました。
連結営業利益 ー95% !!
要は、それまでに比べてたら、5%しか利益がなかったという訳ですね。
はい、終了〜〜〜。
不正を行っていたゴーン元会長が、組織から排除、そして逮捕されるのは当然のことです。
企業のウミを出仕切ったのであれば、組織は健全化され業績は上向きになるべきです。
規制対応に向けた投資? 原材料費の高騰? 為替状況?などによりと言い訳していますが、
一時的な」ブランドイメージ」の低下は考えられますが、
ですが、原因とされる要因は、ゴーン元会長が逮捕される以前から分かっていたことです。
全てがゴーン元会長が原因ではないです。
むしろ、それらの要因に対して何も手立てをできていなかったのか?と
要は、残った経営陣はカスのみ!
えて助。はこのままジリ貧になって行くんじゃね?って考えています。
アメリカであれば、投資家から経営陣の刷新を求められます。
ですが、日本では馴れ合い体質、情弱な投資家からの追求は弱く、責任も先延ばしされていきます。
業績が悪ければ、どう建て直していくかが重要です。
決算発表では1万人超のリストラと、「2年以内に業績を回復したい」との希望的憶測のみ。
。。。。。もうダメなんじゃね?
日本は、これから少子高齢化社会になり、国力は低下して行きます。
世界経済に日本が影響を及ぼす力も低下して行き、円の価値も下がっていくでしょう。
えて助。的には、日本経済を支えることができる優良企業は、
ルノーに買収されるのではなく、日本企業として残しておくべきだと考えますが、
現状を見る限り、日産 ー ゴーン元会長 = カス の構図は否定しきれないです。
本当にそうであれば、そんな企業、日本にも要らないんじゃね?
ゴーン元会長全盛の時、ナショナルジオグラフィックチャンネルで特集が組まれました。
2007年東京モーターショーで日産GT-Rが世界デビューした時のドキュメンタリーです。
かつて(1960-80年代)一世風靡したスポーツカーを、日産が威信を賭け
斬新なデザイン、最先端テクノロジーで見事に復活させたのです。
この時の経営開発会議の様子も映像には、当時の組織力の強さが見て取れます。
各分野の専門家が、ゴーン元会長のもと、統率され機能していました。
その当時の日産の復活劇は素晴らしいものでしたから、
日本人も世界的な組織としていけるんだと感動しました。(ちなみに会議は全て英語)
えて助。はデザイン系出身であり、当時のデザインの最高責任者 中村史朗氏が大好きです。
氏のインタビューなどでも、組織として後継者を作るのも経営陣の仕事をあり、
ゴーン体制の元、有能な後継者が育ち、より組織を盤石なものにしてくと思っていたのですが、
どうだったんでしょう?
現状の日産自動車よりも救いようがないのが、金融リテラシーの低い日本の投資家です。
※金融リテラシーとは
お金やお金の流れに関する知識や判断力のことをいい、
社会の中で経済的に自立していくために必要なものといわれています。
日本人は、世界的に比べても、絶対的にお金、投資に対する知識が低いと言われています。
金融リテラシーが低い = 情報弱者(略して「情弱」)と言います。
この先を見据えたところで、何も好転する材料がない(はっきり言って全くない)
日産自動車の株が6月、7月に取引ランキング上位に上がってきているのです。
日産自動車は高配当でした。
業績にかかわらず配当を続けています。なぜか?
言っておきますが、投資家へ還元するコトなんて、全く考えていないですよ。
最大株主であるルノーに還元する為にゴーン元会長の意向で、高配当にしていただけです。
「ゴーン逮捕」による株価下落で、数字的にはさらに高配当になるので、
それに金融リテラシーの低い投資家が、飛びついているんでしょうね。
ボロボロ決算、好転する材料が無い企業に投資する必要ありますか?
国内の自動車銘柄をどうしても買うなら、せめてTOYOTAでしょ?
日本の投資家は、ニュースソースに踊らされ過ぎるんです。
理由は簡単、金融リテラシーが低いからです。
因みに。。。
えて助。は世界的に見ても、浮き沈みの激しい自動車株には、投資はしないです。
ではでは〜